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コロナウイルス:フリーランスへの休業支援1日4,100円の落とし穴【少なすぎるし超微妙】

時事ネタ

今回のコロナウイルス騒動で、フリーランスへの休業支援は出ません!

という記事(⇒フリーのブライダルカメラマンへの助成金について【期待するのはやめましょう】)を書きましたが、相当なバッシングを受けたんでしょうね。

2日後には「フリーランスにも一律4,100円の休業支援を出します!」と軌道修正してきましたね( ̄▽ ̄;)

はい。

勿論、別の突っ込みが入りますよね。

1日4,100円は少なすぎじゃない!?

私もそう思いました。

ちなみに、この4,100円は全てのフリーランスの方がもらえるわけではありません!

以下の2つの条件に満たしている方のみです。

1.臨時休校に伴い仕事を休んだ保護者である事
2.仕事の業務委託を受けている事

この2つの条件に当てはまるフリーランスってどれぐらいいるんでしょうかね??

少し深掘りします。

1.臨時休校に伴い仕事を休んだ保護者である事

まず、大前提として支援金を受け取るには「既婚者で子供がいる」という事ですよね。

そして、子供の面倒を見るために仕事を休むという事は、子供は10歳未満でしょうか。

うちの娘はちょうど10歳ですが、もう一人でお留守番とかできます。

そして、住まいの近くに保育園や学童保育に子供を預けることが出来ないという保護者が対象となります。

この時点で休業支援金をもらえる保護者はガクッと減りますよね。

上記に該当する保護者が1日4,100円の支援金をもらったらそれで何が補填できるんでしょうか?

現時点では臨時休校の期間は、約1ヶ月です。

1か月間丸々働けなくてもらえる額は4,100円×20日(1ヶ月の稼働日)=約80,000円です。

もちろん、ゼロよりは良いですが、1ヶ月全く働けなくて8万円はフリーランスにとっては少ないです。

ただし、それでももらえるだけまだマシです。

子供がいないけど、学校の休校により仕事がなくなったフリーランスの方もいますが「4,100円の支援金は出ません

そういう方達は条件が合えば「国が無利子でお金貸します」という対策になります。

でもこれって「借金」ですから支援ではありません。

超不公平ですよね。

2.仕事の業務委託を受けている事

これが結構落とし穴だと思っています。

例えば、フリーのブライダルカメラマンは業務委託契約を結んでいないケースが結構あります。

仮に業務委託契約書を結んでいたとしても、社カメ以外は歩合での契約だと思います。

ブライダルカメラマンの稼働日は基本週末だけです。

この場合、休業支援がもらえる保護者の条件に当てはまったとしてもどのように支援金がもらえるのでしょうか?

週末稼働する時だけ4,100円もらえることになるのでしょうか?

月に5回撮影するはずだった結婚式の撮影が全てキャンセルになったとしたら、1日4,100円×5日分の合計20,500円しかもらえないのでしょうか?

まとめ

フリーランスは様々な働き方をしているので、会社員の様に1日●●●円という支援方法は的外れです。

それに、再三言っていますが、1日4,100円は安すぎるので何の支援にもなりません。

それよりも、学校休校やイベント中止に伴い破産寸前までダメージを受けているフリーランスを救う処置の方がよっぽど理にかなっていると思います。

会社員には8,330円出す。と言ってしまったから、フリーランスはその半分の4,100円位で良いか・・・

という安易な対策にしか思えません。

まあ、ぶっちゃけ、、、どんな対策をしようが、100人中100人全員が納得する事は不可能ですが、それにしても今回のフリーランスへの休業支援は微妙過ぎるなと思いました。

それでは。

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