フリーランスや中小企業はニッチな需要を狙うべきだと考えています。
私が実際行っている2つの事業を例に説明したいと思います。
2.ペット葬儀系のポータルサイト
私はこの2つを事業の柱としてビジネス展開しています。
※上記の2つ以外に、企業Webサイトの構築も行っていますが、それは今では副業という位置づけにしているため割愛しました。
では、2つの事業について詳しく説明します。
注:今回は少々長くなりますので、お暇な時に読んでいただけると嬉しいですm(__)m
1.結婚式の撮って出しエンドロール
私は、スタイルショップという屋号で、結婚式の撮影を行っています。
スタイルショップを立ち上げたのは、約6年前です。
結婚式会場とは提携せずに、新郎新婦からの依頼で撮影をしたいという思いでホームページを作りました。
私はWebディレクターをしていますのでホームページ自体は簡単に作れますが、作っても新郎新婦に見られなければ意味がないし、広告費もなかったのでSEO(検索エンジン対策)で上にあげるしか方法がありませんでした。
とはいっても、結婚式の撮影をしている競合は沢山あったし、その中でホームページを上位に表示するのは簡単ではありません。
では、どうしたか?
ニッチなキーワードを狙いました。
今でこそ、撮って出しエンドロールといえば、結婚式の最後に流れる映像。というのは認知されていましたが、6‐7年前はまだまだでした。
・エンドロール
・当日エンドロール
・ライブエンドロール
・リアルエンドロール
など様々な呼ばれ方をしていました。
他の撮影業者は「結婚式撮影」「結婚撮影」「結婚式 エンドロール」とかビックワードを狙っていた中で、私は「撮って出しエンドロール」というニッチなキーワードに目を付けサイトを構築しました。
サイトをオープンした後は、念には念を入れて「撮って出しエンドロール」という言葉で業者に依頼してSEO対策(1万円/月)もしました。
検索結果でTOP3に入れば、ニッチなキーワードでもそこそこサイトを閲覧してくれます。
その後、グーグルのアルゴリズムの進化により順位は変動し続けましたが、積み重ねた実績は嘘つかないので、いつの間にかスタイルショップを口コミで紹介してくれたり、少しずつ知名度も上がっていきました。
撮って出しエンドロールというニッチなキーワードで集客し、撮って出しエンドロール以外の撮影(スナップ写真・記録用ビデオ)などもご依頼いただく。
という流れが出来上がりました。
2.ペット葬儀系のポータルサイト
フリーランスに成りたての頃に「これは実現したい!」と思っていた事がありました。
それが「ポータルサイト運営で広告収入を得ること」です。
各ジャンルの様々なポータルサイトがある中で、どのジャンルのポータルサイトを作るべきか?
ひじょーーーーに悩みました。
食べログの様に需要があるジャンルは既に企業が大金を使ってポータルサイトを作っているし、ニッチすぎるジャンルだと需要がなく人が集まらない・・・
と毎日毎日考えていましたが、そう簡単には思いつきません(>_<)
そんな時…
ペット葬儀????
ペット葬儀がどういったモノか全くわからなかったため、友人のホームページを作るためにペット葬儀の事をいろいろ調べました。
そして、色々分かったことがありました!!
どの葬儀社も価格帯は同じくらいだけど、火葬方法も様々。
ペット霊園で人間同様に葬儀&火葬することもできるし、飼い主宅まで行って車の中で火葬してくれる移動火葬車があったり・・・
そして、調べていると過去に色々な不祥事が起きていたりしたことも分かりました。
そこで、閃きました!!!
そして作ったのが「ペット葬儀マップ」です。
早速、ペット葬儀に関するポータルサイトを調べたら案の定、既にいくつか存在していました。
しかし、どれこれも超微妙な感じのポータルサイトばかりでした。
タウンページの様に単に、ペットの葬儀社の情報が羅列されているだけで、何の特徴も無い。
すぐに全国の葬儀社の情報を集め各葬儀社のページを作ったのですが、それだと他のポータルサイトと何も変わらない。
また、ポータルサイトは1年2年運用するのではなく、10年20年ずっと運用することに意味がある。
当時、飲食店ポータルサイトなら「ぐるなび」と言われていたのが、口コミ機能が付いた食べログにあっという間に抜かれたのを横目にしていました。
という確信がありました。
サイトが有名になればなるほど、口コミが入りやすくなるし、後発組の追従に怯えることは無い。
これは、やるしかないでしょ!!
という事でペット葬儀マップを作ったのがもう6年も前の事。
色々あって、ここでは語り尽くせませんが、全てはシナリオ通りになりました。
今では…
という地位も確立し、毎日たくさんの方が訪れ、口コミを残してくれるポータルサイトへと成長しました。
もちろん、当初予定していた広告収入も得ることが出来ています。
ペット葬儀というニッチだけど重要はあるビジネスに偶然ではありますが出会い、即行動し、6年間諦めずに運用し続けたからこその結果です。
今回はちょっと書きながら当時の事を思い出してしまっため、長文となりましたが、結婚式の「スタイルショップ」とペット葬儀の「ペット葬儀マップ」は私の汗と涙の結晶です。
これからこの2軸をさらに伸ばしていけるよう頑張りたいと思います!
ここまで読んでいただけている方がいるか分かりませんが、お付き合いいただきありがとうございました。
それでは。